嫌な評価をされた時に

 

このお花、「スノードロップ」のお話から。

スノードロップ

photo credit: bortescristian via photopin cc

 

花言葉は、「慰め、逆境の中の希望、恋の眼差し」だそうです。

聖燭節の日(主の奉献の祝日。グレゴリオ暦の2月2日)に、

スノードロップをボウルに集めて家に持ち帰ると、

家が清められるという言い伝えがあります。

 

 

また他の地域では、あるエピソードから、

スノードロップは死を象徴する花とされ、

家の中に持ち込むと不幸が起こるとも言われているそうです。

人に贈り物にすると、

「あなたの死を望みます」

という意味に取られることもあるそう。

 

 

 

まったく同じ「スノードロップ」でも、

エピソードによってこんなにも受け取られ方が異なることに驚きました。

 

 

私も人から言われて、嫌な思いをした言葉をいくつか思い出せますが…

単にその人のたった1つの見方でそう表現されただけのことで、

真実には程遠いことなのかなと思います。

 

 

また自分自身に対して、

「ダメな人間」、「能力がない(高い)」…等の評価も、

まったく意味がないことなのだと思います。

「わたし」という一人が、

今まで生きてきた中で経験してきたことを積み重ねて、

偏った思いの中でつけた「評価」…ただそれだけなのです。

そのことで、自分の価値が低いとか高くなったとか…

自分自身にも他人にも振り回される必要は、

本来はないのだと思います。

 

 

それでも、誰かが褒めてくれれば嬉しいし、

貶されれば悲しい気持ちになるのも、普通ですよね。

褒めてくれたことは(=愛情を与えられた)、

「ありがとう」と受け取り、

貶されたことは(=発言者自身が愛情を欲している状態)、

「あなたにはそういう風に見えるのね」と受け流すことができると、

生きやすいのだと思います。

 

 

受け流すことは簡単ではないかもしれませんが、

ほんの少しだけ「スノードロップ」を思い出して…

同じ姿をしていても、受け取る人によって、

「希望」にも「死」にも映ることを思い出していただければと思います。

 

あなたはあなたのままで素晴らしいのだということを、

どうか少しだけでも思い出していただけますように。

スノードロップ

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

お気軽にコメントを