幸せになりたいですか?

 

この質問をされたら、多くの方が、

「もちろん!」と仰ると思います。

 

 

私も「めちゃめちゃ幸せになりたい!」と思っていました。

思っていると思っていました。

でも、カウンセリングやヒーリングで、心の奥の方を探っていくと…

「幸せが怖い」という思いを見つけて、驚きました。

 

 

私だけではなく多くの人が、

幸せに抵抗する思い、幸せを恐れる思いを持っています。

なんだか不思議な感じがしますよね。

 

理由は様々で…

日本という独特の文化の中では、

「私は幸せになりたいです」と主張すると、

ちょっとおこがましく思われるのではないかと懸念していまうような

妙な雰囲気が漂っていたりするように思います。

 

 

私もありましたが、

自己肯定感が低い方にとっては、

「こんな私に幸せになる価値なんてない」と思っていたり。

 

驚くことに「親より幸せになってはいけない」と決めていたり。

 

「苦労をすればするほど、成功する(成果がある)」と信じていると、

幸せになることで成功が遠のくように考えていたり。

 

他には映画のラストのように、「幸せになったら終わり」、

つまり「幸せになっちゃったら、人生ですべきことがなくなる」と信じていたり。

(この思いも私は持っていました)

 

 

さまざまな理由で、幸せを恐れているのです。

この状況は、顕在意識では「幸せになりたい!」と思いながらも、

潜在意識では「幸せになるのが怖い!」と同時に思っているということで、

アクセルとブレーキを同時に踏んでいることになります。

エネルギーを浪費することにもなりますし、

心の中で葛藤が生じているので、苦しさを生み出してしまいます。

 

 

 

では、どうしたら幸せに近づけるのか?

幸せに対する恐れに、どう対応したら良いのでしょうか?

 

 

まずは、幸せを拒んでいる思い、恐れている思いに気づいて、

「あ~、私は幸せが怖いのね」と認めてしまいます。

 

そして「幸せへの恐れ」をどうしたいのか考えて決めます。

そのまま持ち続けることも選択ですが、

もしも手放したいのであれば、「幸せへの恐れを手放す」と決めてください。

 

それでも怖い場合、しっくりこない場合には、

高次の存在(神様、お釈迦様、天使、神社でお祈り等々…ご自身の信頼できる対象でOK)に、

「私は幸せを恐れています。この恐れをなんとかしてください」等、

お願いすることで手放すことも方法の1つです。

 

 

その上で、

「私は幸せになってもいいと思うこと(許可)ができますか?」

心に聴いてみます。

(許可できない場合については、後日、改めて書かせていただきます)

「私は幸せになってもいい」と、喜びをもって思うことができたら、

あとは決めます。

 

「私は幸せになります」

 

 

 

私もそうでしたが、「幸せ」がよく分からなくても、

まずは決めることが大切です。

少しずつその指針に沿った言動を自然に選択することが出来るようになっていきます。

 

 

すべての方に幸せになる権利があると思います。

あなたが幸せになれば、

確実にあなたの周りの方々の幸せも大きくなっていきます。

 

「幸せ」は特定の人の限定品ではなく、

奪い合うものでもなく、

誰もが幸せになることで、

どんどん拡大していくものだと思います。

だから、何かや誰かの犠牲になってご自身の幸せをあきらめる必要はありません。

 

 

そして、「幸せになる」ということは、

決して終わりではなく、

あなたが本当の人生を生きていくスタートラインだと思います。

ここからが、始まりです。

幸せに生きる

私自身、スタートラインに立てる日もありますが、

まだまだ逃げ出したくなったりすることもあります。

それでも、幸せで在り続けたいと思います。

 

あなたのお幸せも、心から願っています。

 

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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