感謝→しあわせ?

自己啓発の本などで、
「ありがとうを言えば言うほど幸せになる」などと書かれていることがあります。

でも、私はそれはすべての人にすべてのタイミングで該当することではないように思っています。

 

腦の仕組みからすると、
自分の発した言葉や思った言葉は、
誰に対して発信したかとは関係なく、
自分に影響を与えるそうです。

だから、できるだけ心地よい言葉を使うようにすることは、
自分にとっても周りにとっても素晴らしいことだと思います。

 

でも、感謝をすることが難しいことや難しい状態もあると思います。
私自身もまったく感謝ができない頃がありました。

自分の心の中が空っぽだったり、
傷ついていたり、
不信感や不安でいっぱいだったり、
いつもストレスにさらされている…
そんな時に、感謝の気持ちを持つことは難しかったです。

 

特に真摯に自分に向き合おうとしている方、
幸せになろう、
今の不安定な状態をなんとか脱しようと頑張っている方ほど、
「感謝をすると幸せになる」→「感謝をしないと幸せになれない」
そう思ってしまう事は辛いことだと思います。

 

「感謝の気持ちがない自分は、やっぱりダメなんだ」と
辛い状況な上に罪悪感まで抱いてしまうという悪循環に陥ることもあると思います。

でも、そんな風に罪悪感をもつ必要はありません。

 

私は、感謝は自然にわいてくるものだと思います。

自分自身が満たされて、
幸せな気持ちにれば、自然に感謝の気持ちが出てきます。
私自身、そうでした。

 

だから、無理に「感謝しなきゃ!」と思う必要はないと思います。
感謝をすることが難しいなぁと思う時は、
まず自分を大切にして、
あなた自身が心地よく過ごせるように、
幸せな時間を少しでも多く持っていただけるように…
自分自身を1番に考えると良いと思います。

 

そして、幸せな気持ちでいっぱいになって、
感謝の気持ちもたくさんわいてきたら、
「ありがとう!」と言動で表すことで、
あなたの幸せを周りの方にも振りまくことができるようになります。

 

あなたが幸せになり、
感謝が自然にわいてくる状態から発する「ありがとう」は、
幸せをどんどん加速させる素晴らしい言葉になります。

 

「幸せ→感謝→自分も周りも、もっともっと幸せ」
そんな良い循環になっていきます。

 

「感謝なんて、やってらんない」と、
散々やさぐれていた私でも幸せになれましたし、
今では自然に感謝の気持ちがあふれて涙を流すこともあります。

 

だから、感謝が出来ないからといって幸せをあきらめる必要はないと思います。

雪が解けたら、自然に芽吹き花が咲くように…
頑張らなくても大丈夫です。

クロッカス

あなたがあふれるばかりの幸せのなかで過ごされますように。

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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