先月から、カウンセリング以外にも障害のある方々に対する相談業務やサポートをさせていただいています。
毎瞬、たくさんのことを学ばせていただいています。

 

先日、知的に障害のある方と関わらせていただいていて思うことがありました。

関係性が築けてくると、まったくの無防備な状態でたくさんの愛を向けてくださる方々が多くいらっしゃいます。
なんの見返りを求めることもなく、ただ笑顔と「親しみ」を全身で表現してくださるのです。
そんな時、「どうして愛さずに居られるだろうか」と感じます。
私も自然に目の前の方に愛情があふれてくることを実感します。

 

ふと「私はこんな風に無防備に、そして無条件に目の前の人に愛を与えたこと(表現したこと)があるのかしら?」と思いました。
きっとほとんど無いのだと思います。

 

「この人に愛を向けたら、受け取ってもらえるのだろうか?」
「自分のことを拒絶するのではないか?」
「信じて裏切られたら、どうしよう?」
…などの思いが頭の中を駆け巡ります。

 

特に初対面の相手に対して、
常に自分の話す言葉や行動の結果を予測しては、
自分を守ることに専念していることに気づかれる方も多いのではないでしょうか。

 

あなたの目の前に、
まるでハリネズミのように必死で自分を守りながら、
「そこにいる人」を想像してみてください。

リラックスして話をすることができるでしょうか、
安心して想いを伝えることができるでしょうか、
「ありのままの自分」で居ることがができるでしょうか…?

防御している相手(=攻撃をしかけてくるかもしれない相手)に対しては、
こちらも(相手も)つい身構えてしまうことが多いと思います。

 

以前の私は自分に自信もなく、よく責められたり、怒られたりしていました。
そして、いつも攻撃に備える防御態勢でコミュニケーションをとることが多かったのです。
「私はダメな人間だから、怒られる」という前提も持っていました。
いつも針がビンビンのハリネズミ状態だったのでしょう。
現実もそのイメージ通りになり、よく怒られたり軽視されていると感じることも多かったです。

「自分はダメな人間だ」「弱い人間だ」…などの信念や定義を手放していくことで、
防御することも自然としなくなりました。
そして、今はほとんど非難されたり怒られたりすることもなく、
リラックスして日々を過ごすことができています。

 

長く「攻撃される=身を守らなければいけない」と考えて行動してきた人にとって、
すぐに防御を手放すことは難しいのかもしれません。

 そのことが、「生きていくために必要なこと」だと教わったり、信じてきたので、
「自分を守ること」「相手からの攻撃に備えて反撃の準備をしておくこと」等を手放すのは、
怖いと感じるのはきっと当たり前なのだと思います。
(私自身そうですし、現在でも時々、自分を守ろうとすることがあります)

 

まずは自分が「防御している」ということや、
「~を恐れている」ということに気づくことが大切だと思います。
気づくことができて初めて「手放す」という選択肢も生まれてきます。

 

少しずつでも「自分を守ること」を手放すことで、
安心して日々を過ごすこと、
もしも辛い出来事があっても傷つきにくくなっていることを感じられるようになると思います。

 

防御することなく人と関わること(=丸腰になること)は、
自分らしく安心して人間関係を築いていくことに繋がることだと思います。
そして良好な関係を築いていくこと、パートナーシップにおいても大切なコツだと思います。

 

勇気の必要なことかもしれませんが、あなたの一歩を応援しています。

降参の猫

photo credit: Sleeping Cat via photopin (license)

いつも目の前の方々から、気づきや学びをいただいています。
心から感謝しています。