「個性」とみること

今日は障害者支援に関わる人たち対象の「発達障害へのアプローチ」に関する研修に参加してきました。

 

「発達障害」について、ご本人の視点に立ちやすい説明をしてくださったので、
とても分かりやすかったです。
つい「出来事」などの表面化したことに囚われてしまいがちですが、
ご本人側からの世界の見え方や、そのために抱えやすい想いなどに目を向けることで、
まったく違う受け止め方ができるものだと実感しました。

 

「障害」という言葉を使うと、偏見を持ちやすいのかもしれませんが、
「個性」として捉えることで、まったく違って見えてきます。

講師の先生が仰っていた、
「苦手なことを助けてほしい手伝ってほしいと伝えることも大切」
にも、とても共感しました。

出来るから◎、出来ないから×ではなくて、
得意なことも不得意なことも、特徴や個性として見ることで、
自分自身に◎や×のジャッジをつけることなく、
「わたし」を認めることができるのだと思います。

それは「わたし」もだし、「あなた」もだし…
誰に対してもジャッジをつけることなく居られると、
ずっとずっと楽に過ごすことが出来るようになります。

助けを求めることも、難しいことではなくなりますね。

 

また「行動レベルではなく存在レベルで」という言葉も響きました。

一人一人の「素晴らしさ」は目に見えるものばかりではなくて、
「理由はないけど、この人と居るとほっとする」
「なぜか会いたくなる」などなど…
言葉には表現できない「素晴らしさ」もみなさんが持っています。

これまでたくさんの方にお会いする機会がありましたが、
すべての方がそれぞれに「素晴らしさ」をお持ちだということを見せてくださっています。

 

「障害」、「長所や短所」など、
さまざまな名前をつけて、フィルター越しに見てしまう事も多いかもしれませんが、
それを超えたところですべての方々と関わっていきたいと思います。

 

テーマとは少しズレたシェアになってしまったかもしれませんが、
たくさんのことを学ぶことができた研修でした。

パセリの花

庭でとれたパセリの花があんまり可愛かったので、飾ってみました。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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