「わたし」の見ている世界

雲の写真

 

今日の夕方、空を見上げて、
「あ、龍だ!」
と、思いました。

 

その景色は…
ある人から見れば、「いつもの夕暮れ空」で、
他の人から見れば、「曇り空かぁ、明日も雨かなぁ」で、
またある人は、「水蒸気が冷えて小さな水滴になり、可視化されたものの集まり」
と、見えるのかもしれません。

 

私たちは、同じ景色を観ているようでも、誰一人、同じ景色を観ていないことに気づきます。

 

私が「龍」だと思ったのは、
龍という生き物の存在や形、空を飛ぶもの(実在するかどうかは置いておいて)…
それらの過去に得た知識があるから、そのように認識することができます。

言い換えれば、「過去」というフィルターを通して、「いま」を見ているのです。

 

それは「状況」においても同じように受け取ることができるのかもしれません。

例えば、「お金がない=辛い、不安、困る、生きていけない、惨め…」などなど、
様々なフィルターや前提を通して観た結果、
「私はお金がないから、不幸。お金がないから、辛い」
そう感じるのだということにもなります。

でも、「お金がない=不幸…それは絶対にそうなのだろうか?」
と疑問を持ってみると、少し違った景色を観るきっかけになるのかもしれませんね。

 

そして、「わたし」が観ている世界は、
「私の過去」というフィルターを通した結果だとしたら…

過去を癒していくこと、
不必要になった思い込みを手放すこと、
「常識」や「前提」を疑ってみることで、
まったく違う景色を選択することができる…
そう考えることもできるのだと思います。

 

「わたし」は何を観ているのだろう?
「わたし」は何を観たいのだろう?
そして、「わたし」は今、どう在りたいのだろう?

私の心に聴いてみることで、本当の願いに気づいて、
まったく違う「いま」を選択することだってできるのだと思います。

 

 

あなたの「いま」が幸せでありますように、心から祈っています。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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