いつだって「一人じゃない」

サポートさせていただく仕事をしている時、
いつも感じるのです。

どのような結果になったかに関わらず、
お手伝いをさせていただいた
「わたし」がとても元気になっていることを。

 

物理的には時間や労力などを失っているように知覚するのかもしれませんが、
「こころ」のこと、見えない部分のところでは、
決してそのような物理的な法則は適用できないのだと実感しています。

 

サポートをすることは何かを消費したり犠牲になることでは全くなく、
同時にサポートを受けることはマイナスなことでも、申し訳ないことでもないのです。

 

きっと誰でも、辛い時、泣きたい時、怒りが込み上げてくる時…
様々な時に、
「自分一人では、どうにもならない」
と感じることがあるでしょう。

そんな時には、
「自分だけでなんとかしなきゃ」ということをやめること…
それを選択肢の一つとして、持っていただけたらと思います。

 

誰かに助けを求めても、もしかしたらすぐには楽になったり、
解決の糸口が見つからないこともあるかもしれません。

でも、思いの丈を誰かに届けること…
それは、「自分だけで頑張ろうとしている」あなたを、
「自分だけで頑張らなくてもいいんだよ」とゆるすことに繋がります。

 

それは、とてもとても大きな一歩で、
とてもとても大きな変化を創り出します。

(タイムラグはあるかもしれませんが)
確実に、「現実」に大きな変化をもたらすことでしょう。

 

私も何度か「もう私一人の力ではダメだ」と降参し、
助けを求めて支えてもらいながら、生きてきました。

そして、助けを求める前の自分よりもずっとずっと自分らしく、
ずっとずっと強い自分へと(強さも認めることができる)変化してきているように思います。

 

もしも思いの丈を伝える「誰か」が見つからない場合には、
行政などを含めたさまざまな相談機関やカウンセリング等の専門家を選ぶことも方法の1つですし、
先日のブログに書いた「神様」のような存在でも良いですし、
「紙に書く」ということからでも、良いのです。

 

どのような行動でも、
「自分だけで頑張らなくてもいい」とご自身が決めたことの顕れになれば、
一歩、踏み出したことになるのだと思います。

 

そしてそれは、あなたが「一人じゃない」と受け入れること…
だから「孤独なんかじゃない」という安心感も生まれてくるでしょう。

涙の後には

いつも手際よくなんでも熟すあなた、
人知れず頑張っているあなた、
笑顔を絶やさないあなた…

そんな強くて輝いているあなたも素晴らしいです。

 

落ち込んで愚痴を言いたくなるあなた、
涙が止まらなくなるほど辛い思いを抱えたあなた、
やる気が出なくて、立ち上がれないあなた…

そんなちょっぴり弱さを見せるあなたも素晴らしいのです。

 

元気な時は、それだけでたくさんの人に愛を与えています。

少し弱くなっている時には、ちょっぴり手助けを求めることで、
やっぱり愛を与えているのです。

 

与えることも受け取ることも、本当は同じことなので、
助けを求めることは、愛を与える機会を提供していることでもあります。

 

だから、あなたが苦しい時、辛い時、我慢しなくっても良いのだと思います。
そして、支えてもらった時には、
喜びを込めて「ありがとう」を伝えれば、
あなたの愛を確実に届けることができます。

そうして、幸せはどんどん広がっていくのでしょう。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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