「奇跡のコース」春の名古屋セミナーに参加して

3/12(土)に「奇跡のコース」関連著書を執筆、翻訳をされている香咲弥須子さんによるセミナーが開かれ、参加してきました。
その中で特に心に残ったこと、私自身の気づきをシェアさせていただきたいと思います。

 

「真に人の助けとなりたいのであれば、人の邪魔をしないこと」

 

この言葉に、とてもぐっときました。
そして、省みることや、日々の中でも気をつけなくてはいけないことが浮かんできました。

私は社会福祉の現場の中で、カウンセリングの中で…ずっと対人援助職を行ってきました。
苦しんでいる人や助けを求めている人たちに出会うと、
自然に体が動いてしまうことが多々あります。
「対人援助」という成果がまったく形に見えない中で、
「ありがとう」を求めてしまう…そのようなこともありました。

でも、「転ばぬ先の杖」をしてしまうこと、ただ「不足」と見えるところを補う行為は、
その場では解決したように見えても…
何の解決にもならないことが多いのだということに気づきます。

むしろ余計な手助けをすることは、
その方が「本来の力を発揮する場を奪うこと」であり、
「本来の力を奪ってしまうこと」でもあるのだと思います。

 

どのような「問題」においても、対処する鍵を持っているのは、その人ご自身だということ…
そのことを信じて、寄り添うことが本当に「人の助け」となることなのだと受け取りました。

もちろん、それは困っている人が居ても「何もしない」ということではありません。
その方がご自身の力や素晴らしさを思い出し、
ご自身で幸せに向かうためのお手伝いを喜んでさせていただきたいと思います。

 

社会福祉の分野では「エンパワメント」という言葉を学びました。
すべての人は素晴らしい力を持っていて、それを引き出すためのお手伝いをすること…
そのような意味やプロセスを指します。

ただ言葉として学んだ時にはピンときませんでしたが、
実際にどんどん輝いていく方々を見守らせていただく中で、
エンパワメントの大切さや、「すべての人は素晴らしい力を持っている」ということを実感しています。

 

目の前の「問題」に見えることに惑わされることなく、
その方の本当の素晴らしさを取り戻せるようなサポートをしていくことができますように。

折に触れて、今回の学びやエンパワメントについて思い返し、忘れることなく居たいと思います。

サンシップ

香咲さん、いつも名古屋ACIMを運営してくださっているスタッフの皆様、
そしてセミナーでご一緒してくださった皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。
今回、シェアさせていただいたこと以外にも、たくさんの学びと気づき、愛を受け取らせていただくことが出来ました。

「いま」に活かしていきたいと思います。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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