「私の一番多くいただく相談テーマ」(くれたけ#36)

3月のくれたけ心理相談室のカウンセラークエスチョン、2つ目に取り組み ました。

 

「私の一番多くいただく相談テーマ」

 

ご相談内容は多岐にわたっておりまして…
人間関係(夫婦、職場、親子)、
感情のこと(不安、怒り、憂鬱など)、
精神疾患に関すること、
不登校、
将来のこと(仕事、結婚など)等々
をお聴かせいただいていますが、多くの場合に共通することがあります。

それは「自分のことがあまり好きではない、認めてあげられない」ということを根っこに抱えているクライエント様が多くいらっしゃるということです。

 

周りの方々へ愛情を与えること、配慮すること、大切にすること…
愛情を他者に与えることは出来るのだけれど、
ご自身のことは、脇に置いている、つい批判的・否定的になってしまう、自信が持てない…など、
ご自身へ愛情を傾けることが苦手、
もしくは「自分を愛する」という選択肢がなかったために行ったことがないという方々もいらっしゃるように思います。

日本人独特の「人様に迷惑をかけないように」とか…他者を大切にする価値観も影響しているのかもしれませんね。
(もちろん、他者を大切にすることもとても素晴らしいことです)

 

そして、もう1つ共通していることがあります。
それは、「素晴らしいところ、素敵な宝物を持っていらっしゃる」ということです。
ご自身では気づかれていないことも多いのですが、
これまでカウンセリングを受けてくださったクライエント様、皆様それぞれの素晴らしさをお持ちだと思います。

 

カウンセリングの中では、クライエント様とご一緒に「素晴らしいところ」、「本来の自分」を見つけにいくことができます。
そして、とっても素敵な「本来の自分」に戻っていく過程で…
「悩み」「問題」だったことが、小さくなっていること、「問題ではなくなっている」ということも多くあります。

クライエント様の表情がどんどんキラキラされていくご様子を拝見するのは、私自身も胸が熱くなってきます。

会話するはやしかつえカウンセラー

 

私の1番多くいただく相談テーマ…本質のところでは、
「愛し愛される自分に戻っていくこと」、「素晴らしい自分を思い出すこと」
だと言えるのかもしれません。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

「私の一番多くいただく相談テーマ」(くれたけ#36)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 太田益次 より:

    維持やメンツ・感情・利害損得で泥沼に陥った当事者同士と違って、第三者は客観的に見られます。

  2. 林加都江 より:

    太田さま、コメントをありがとうございます。

    そうですね、第三者だからこそ得られる視点ということも大切にしたいと思います。
    ありがとうございます。

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