大切な人とぶつかってしまう時

大切な人と喧嘩をしてしまうこと、
大切だからこそ、想いをぶつけてしまうこと…
とても苦しくって、辛いことです。

 

つい「どちらが悪いんだ?」という想いに駆られて、
被害者や加害者、
勝ち負け、
上とか下とか…
決めてしまいたくなることも多いかもしれません。

 

そんな風に二人の間で起こったトラブルを解決させようとすると、
「私がこんな風だからいけないのね」
「あなたが悪いんだから、謝りなさいよ」
どんな結論に至っても、お互いが傷つくことになるのでしょう。

解決したように見えても、
なんだか壁を感じてしまう、
なんだか違和感を感じてしまう、
違った形のトラブルが起こってくる…そんなことも多いのかもしれませんね。

 

「勝ち負け」「被害者と加害者」の視点から少し離れてみると…
どんな風にみえてくるのでしょうか。

同じ方向を見ること

お互いに「どうでもいい」と思っている相手とぶつかりあったりはしないということ。
大切だからこそ、お互いに「理解してほしい」と思うからぶつかるということ。

また「勝ち負け」の関係から離れると、「一人で頑張らなくたっていい」ということにも…
いろいろなことに、気づかれるかもしれませんね。

 

そんな風に二人を眺めた時に、
ぶつかりあうことを、より深い関係を築くためのきっかけにできるのかもしれません。

もしかしたら、冷静に「一緒に歩いていくことは出来ない」と気づくのかもしれません。

 

「勝ち負け」や「被害者と加害者」というフィルターを通すのではなく、
本来のあなた自身で、
本当の相手に向かい合うことが出来たのなら…
トラブルさえも、お互いの幸せに結びつくきっかけに変えていけるのだと思います。

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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