くれたけ心理相談室の今月のカウンセラークエスチョン、2つ目に取り組みました。

 

あなたにとって”家族”ってなんですか?

 

私にとって家族は…
自分の心の在り方、自分自身との関係性をもっとも明確に映す鏡のような存在だと思っています。

自分で自分自身の心の状態を見るのは、なかなか難しいのですが…
「家族」というもっとも身近で、
もっとも大切で、
そしてもっとも厄介な存在にもなりうる対象であるからこそ、
家族との関係性が自分の心の在り方を気づかせてくれる、教えてくれるように感じています。

 

私の家族との関係性と心の在り方を振り返ってみました。

10代の後半頃から、相手との距離が近くなるほど…
なぜか「うまくいかない感じ」に気づくようになりました。
この「人間関係のうまくいかない感じはなんだろう?」と、
心理学をはじめとして、いろいろ学び始めると、
「家族の影響が強い」というところにフォーカスするようになりました。

「そっか…私が人間関係がうまくいかないのは、円満とは言えなかった家族が原因なのか」
そんな風に、うまくいかないことの原因を「家族」に結びつけたりするようになっていました。

その頃の私は、自分のことが大嫌いで、家族のことも嫌で…
イライラしがちだったり、責任転嫁をすることも多かったりで…
今、振り返れば、人間関係がうまくいくような「心」の状態ではなかったように思います。

 

20代の頃になると、人間関係の中でも特に恋愛関係で悩みを抱えていました。

失恋をしては、
「私は誰からも愛されないんだ。
 幸せな家庭に育っていないからだ。
 家族からちゃんと愛をもらっていないせいだ」
などど、家族を責めるような想いばかりを抱いていました。

まったく自分と向き合うこともせず、家族にばかり責任を押し付けていたように思います。
愛情が欲しいのに、誰のことも信頼できず、自分のことはもっとも信頼できず…
もちろん人間関係もうまく築けず…
自分と向き合おうともせず、家族のせいにばかりしていたので、
自分自身の成長も遅々として進まなかったように振り返ります。

 

30代になると…その年代特有の課題や焦り、
「一生独りなんじゃないか」などなどの不安に加えて、
これまで「自分と向き合う」ことをしてこなかったことの積み重ねの結果、
とことん精神的に追い込まれ(自分で追い込んだような気もしますが)、
自分自身と向き合わざるを得ない状況になりました。

 

そして、カウンセリングやヒーリングを受けたり、
心理学やスピリチュアルなことも学び直し、
自分自身と向き合い、癒すこと、愛することを始めました。
「責任転嫁をしている場合じゃない」状況に陥ったことが、
却ってよいきっかけをくれれたように思います。

自分を大切にすること、
自分自身を信頼すること、
尊重すること、
愛することができるようになっていき…
自分自身との関係性が改善していくとともに、
これまでは想像もできなかったような、
安心と信頼感のある人間関係を形成することができるようになっていきました。
パートナーシップも大きく変化しました。

 

この頃から、「家族との関係」や「家族への思い」も自然に変化してきました。
私の思いの変化と共に、
ギスギスしがちだったり、
緊張感の高かった家族との関係性も緩やかに変化していったように思います。

現在でも、「とっても仲の良い家族」という訳ではありませんが、
感情をぶつけあうような喧嘩はなくなり、お互いを思いやる余裕ができてきました。

 

家族

 

これからも大切な時間を共有し、
喜びも、悲しみも…誰よりも味あわせてくれるのも、きっと「家族」なのだと思います。

私の心が穏やかなことも、
波立っていることも…
多くの気づきを与えてくれるのも、支えあえるのも、きっと「家族」なのだと思います。

 

「家族とうまくいかないな」と感じる時には、
「自分自身の心の状態は、どうだろう?大切にできているかしら?」
そんな風に振り返りながら、
家族のことも、自分自身のことも大切にしながら、
お互いが高め合っていくような関係性が築いていけたらいいなと考えています。

これまでの人生を振り返ることで…
家族は、やっぱりかけがえのない存在なんだと気づかされました。

 

長い間、責めてばかりだった私の「家族」ですが、
(昔は諸悪の根源のように、目の敵にしていましたが)

今も私と共に居てくれる「家族」に感謝しています。

 

#45「あなたにとって”家族”ってなんですか?」