ネガティブな思考を意識的にポジティブに変えようとすること…
そうすることでうまくいく場合も、そういう方法が適している人も居ます。

 

でも、ネガティブを極端に避けようとすること、否定することは、
よりネガティブな部分にフォーカスすることであり、
よりネガティブなところに囚われてしまう場合もあります。

 

またネガティブを恐れるあまりに、
きちんとネガティブを見ないこと、向き合わないことで、
実際以上にネガティブが恐ろしく得体の知れない怖さをまとってしまうこともあるのでしょう。

 

ネガティブな思考をポジティブに変えようとする時、
あまりに「実際の自分の思い」とかけ離れている時には、
そんな自分自身をより否定することにもなるかもしれませんし、
自分自身を偽ることで、
罪悪感を感じたり、自分自身への不信感に繋がることもあるのだと思います。

 

光と影(空)

 

では、どうしたら幸せになれるのでしょうか。
ネガティブを怖れ過ぎることなく、平穏な気持ちで過ごしていくことができるのでしょうか。

 

 

すべてのことには、陰と陽、ネガティブとポジティブの両面があります。

どちらかを極端に見ようとする時(フォーカスする時、執着する時)、
もう片方はより強く濃く映るのだと思います。

光(ポジティブ)が強くなれば、
影(ネガティブ)はより深く濃くなります。

両方をバランス良く見ること、受け取ることが、大切になります。

 

ネガティブなところばかりフォーカスしてしまい、苦しい時の対応として、
まずは自分自身が「ネガティブなところばかりフォーカスしている」ということに気づいて、
否定したり、目をそらすことなく、
そのままの状況を受け止めることから始めます。
(自分自身の心の在り方の現状と向き合うこと)

 

どうして「気づく」ことが大切なのでしょうか?

それは、盲目的に「ネガティブを避ける→よりネガティブになる」
という悪循環を続けているのではなく、
その状態に「気づく」意識をもつことで、
少しだけスペースができます。

黒(ネガティブ)か白(ポジティブ)かのどちらかに極端に偏るのではなく、
灰色(ニュートラル)な部分を作ることで、
緊張感が緩むこと、
選択肢が増えること、
自分や他人を許容する範囲が拡がること…
その他、様々な心の変化や出来事「見え方」の変化などに気づかれることだと思います。

 

そんな風に、「ネガティブを抑圧したり拒否することなく、気づくこと」、
ご自身の心の在り方に気づいて認めてあげるということが定着していくことで、
自然にネガティブな想いに振り回されなくなったり、
平穏な気持ちで過ごせる時間が長くなっていくことでしょう。

 

 

私自身は…
「こんなことで怒るなんて、情けない」、
「落ち込んでばかりいる自分はみっともない」…
そんな風に、以前はネガティブを否定し、その思いをなんとかコントロールしようとしていた頃がありました。
ただでさえ、苦しいからこそ生まれてくる「ネガティブな思い」を否定することで、
より苦しく、より自分自身を責めて、よりネガティブになっていたように記憶しています。

でも、「ネガティブだから」といって湧いてくる思いを否定することが無くなった今は、
ネガティブを抑え込もうと努力してきた頃よりもずっと心が穏やかで、
感情に振り回されることもぐっと減ったように思います。