「~を手放しましょう」
よく聞く言葉ですが…どうすれば良いのでしょうか。

 

例えば「執着を手放したい」と思う時、
「きっと手放せたら楽になれるんだろうな…」と、想像することはできます。

でも、「執着を手放さなければ、幸せになれない」と、
「手放すこと」に頑張ってしまうと、
「手放すこと」に対して力が入ってしまい、
逆に解決方法とされること自体に執着してしまうことがあります。

「執着を手放すことに執着してしまう」…
問題とされていることに対して対策をするほど、
さらに問題が増えてしまうという悪循環に巻き込まれかねません。
また「問題を解決する」ということに、はまってしまう(夢中になってしまう)こともあるのでしょう。

 

①問題から少し離れてみる

「~を手放さなければ!」とか、「この問題をなんとかしなくては!」と、
焦りが出てきてしまった場合には…
遠回りに見えたり、現実逃避に思えてしまうかもしれませんが、
「少しその問題から離れて見る」ということが大切です。

 

「問題」を解決しようとして躍起になっている時は、
まるで「問題」を顕微鏡で見ているような感じだと想像してみてください。
細部はよく見える(見えてしまう)のですが、周囲の状況が把握できません。

部分

 

少し離れて「対象(問題)」を見てみると…
まったく違う景色や想いが見えてくることだと思います。

綺麗な湖

 

②自分自身を満たす

自分自身の「こころ」が波立っている時、ニュートラルに対象や問題を見ることは難しい場合が多いと思います。

焦ってる、心が乱れている、感情的になっている、ストレスで疲弊している…
そのように感じる時には、まずご自身を癒すこと、満たしてあげることが大切です。

自分自身が安定してくると、
「問題を解決しなきゃ」とか「手放さなきゃ」と思って、ぎゅっと握っていた手の力が緩み、
自然に必要なものが手に入ったり、
既に「在る」ことに気づいたりすることもあります。

 

③諦めること

「諦める」という言葉は、「明らかにする」ということが本来の意味だと聞いたことがあります。

「諦める」ということは、
決して情けないことではなく、負けることでもなく、
現状や事実をきちんと見て、在りのままに受け止めること、
自分で何とかしようとしない(コントロールしない)こと…そんな風に感じます。

ふっと力を抜いた時に…
初めて気づくこと、
「どっちでもいいか」と間口を広げられること、
思いがけないギフトを受け取ること等が多いと実感しています。

 

 

私自身、「~を手放さなければ、幸せになれない」などと、長らく頑張ってきました。
頑張れば頑張るほど、そのことに囚われてしまい、辟易する上に、まったく抜け出せない…そんなジレンマを抱えていました。

自分自身が満たされてくるうちに、
ふと「手放さなきゃいけないと思うことがなくなったなぁ」と気づき、まとめてみました。

「手放さなきゃいけない」という思いが消えていること…
それ自体が「手放す」ということだと言えるのかもしれませんね。

 

「手放す」ということに疲れている方、
手放すことがなかなかできないご自身を責めてしまう方々に…
少しでもご参考になれば嬉しいです。