我慢は必要?

「我慢が足りないんだよ」
そういえば、これまで2回ほど言われた言葉です。

 

「我慢」というのは、
本当はこうしたい(行動)、
こう言いたい(発言)、
こうありたい(状況)などの願望があるのに、
それとは違う言動等を選択しているために(選択せざるを得ない)、
心の中で葛藤が起こり、ストレスを感じている状況なのだと思います。

 

「我慢」の多くには、「~であるべき」「~をするべき」などの信念が隠れています。
「女性なら、女性らしく振舞うべき」
「社会人になったら、本音と建て前を使い分けるべき」…などなど。

 

「~べき」という信念が重くのしかかるほど、
「本当の想い」はそれに強く抵抗しようとしたり、
そのギャップにストレスを感じるようになるのだと思います。

 

「女性なら、女性らしく振舞うべき」という信念を持って過ごすのと、
「女性らしい振る舞いは美しい」という想いで女性らしい振る舞いを選択することには、
ストレス(=我慢)の感じ方が大きく異なると思います。

 

「毎日、我慢の連続でなんだか息苦しい」と感じた時は、
まず「~べき」を自分に課していないかという振り返りをして、
不要だし手放せると思う「~べき」をどんどん手放すことで、
苦しさも軽減していくのだと思います。

 

また「~べき」には、
「自由に振舞う(~べきという基準に逆らう)と嫌われるのではないか」などの
恐れを抱えていることも多くあります。
自分自身の「恐れ」や「不安」を見ないふりをするのではなく、
まずそこに在ることを認めてあげてくださいね。
「感情」に振り回される~感情との付き合い方①~も、良かったらご覧ください)

 

もう1つ、
我慢すること、もしくは自己犠牲を「美徳」だと思っていないか?
ということも、併せて確認してみてくださいね。
(もちろんそのことを認識した上で選択をすることは自由だと思います)

 

自分の「こころ」と向き合いながら、
要らなくなった信念を手放したり、
不安や恐れを解消することで、
「我慢しなきゃ」と思うことも減っていくのだと思います。

 

あなたらしく素敵な日々を過ごすことが出来ますように。

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私自身も「我慢」→「もやもや」の悪循環をすっきり解消できるように、
心のチェックをしていきたいと思います。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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