「突然5億円があなたのものになりました。さて、どうします?」(くれたけ#51)

今月もくれたけ心理相談室のカウンセラークエスチョンに取り組みました。

 

突然5億円があなたのものになりました。さて、どうします?

 

障害者福祉の仕事に携わってきて…
「誰もが輝ける場所、繋がっていくことが出来る機会が増えていくと良いな」と願うようになりました。

 

「障害がある」ということで、一般就労することが難しい方、
活動することができる場所が少ないと感じる方々に多く出会ってきました。

「目に見える形」という視点で見ると、「できる」ということに価値をおかれ、「障害がある」ということが活動における障害になってしまうことがあります。

でも、障害があるかないかに関わらず、全ての方々が輝きを秘めていて、その輝きに気づいていない、活かす術を知らないだけなのだと感じます。
そばに居てくださるだけで、心がほっこりする、なんだか癒される…そんな方々にも多く出会ってきました。

 

生産性とか効率性とか…目に見える形に囚われることなく、
お互いを認め合って支えあって、働いたり活動したりする場所を作っていくための資金として、
そんな活動を担っていくための資金として、5億円を使えたらいいなと思います。

例えば、障害者の就労に関わる福祉サービスも様々ありますが、資金があれば設備やマンパワーを得られたり、活動の幅を広げていくこともできるのでしょう。
既存のサービス以外の「場」を新しく創り上げていくのも良いでしょう。
または創作的な活動を通じて、繋がりを拡げていくこともできるのでしょう。

 

そんな風に思いを馳せていくと、5億円では少ないのかもしれませんが…
なにかのきっかけになり、お互いの違いから隔たりを作るのではなくて、
自然に支え合ったり分かち合うことができるような社会に近づいていくことを願っています。

 

#51 突然5億円があなたのものになりました。さて、どうします?

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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