あなたの「夢を10個」教えてください(くれたけ#57)

くれたけ心理相談室からのカウンセラークエスチョン…
2月の2つ目に取り組みました。

 

あなたの「夢を10個」教えてください

 

今回のテーマをいただいて、
「あ…特に夢がない」
と、気づきました。

 

以前はたくさんの夢がありました。
欲しいけれど手に入らないと思っていることも、
やりたいけど叶わないと思っていることも、
「こんな風になりたい」と思うような理想像も…たくさんありました。

でも、今は、これでいい、このままがいい…そんな風に思います。

 

愛車は中古の軽自動車だし、
パスポートだって、まだありません。
自慢が出来るようなことも…特にありません。

そんな風に見えるけれども、私に必要なことはいつだって十分にあって、
きっとこれからもそうなんだって漠然と思うのです。

きっと「誰もが理想的だと思うような生活」を送っているわけではないのに、夢がない…
それは、自分のことを低く見積もっているわけでもないし、
努力を放棄している訳でも、
諦めているという訳でもなくって…
不足感とか欠乏感にフォーカスしなくなったせいかもしれません。

 

夢を描くほど、現実とのギャップに苦しむだけなので、
理想を描くことが出来ない時期がありました。
夢すら描けない自分を責めたり、情けなく思う…そんな私が居ました。

夢を描くことが必要で、夢をエネルギーにして、
活動していた頃もありました。
だから、「いま」がある…そんな風にも振り返ります。

でも、今は夢を描かなくてもいいし、他の誰かになりたいと憧れるより、
「今の私」を大切にしている「わたし」が居ます。

夢を描けなかったことも、
夢に向かって頑張っていたことも、
夢以上に今を大切にすることも…
それぞれの自分に必要なことを選択すれば良いのかなと思うのです。

 

どんなことも、「誰にとっても正しいこと」、「絶対的な成功法則」というのは、存在しないと思います。

いつだって指針はすべての人それぞれの「うち」にあります。

 

大きな夢に向かっているあなたも、
なんだか夢を抱けないあなたも、
夢のない私も…
どんな自分も認めて、受け入れて、
それぞれの思いを指針にしていけば、
より充実した日々が、
むしろ予想も出来なかったような世界に繋がっていくのだと思います。

 

浜辺

寒がりで冷え性の私が、真冬に裸足で砂浜を歩くことになるなんて、思いもしませんでした。
しかも、なかなか楽しかったです。

 

1年後には夢を100個以上語っている私が居るのかもしれません。
いつだって自分の心を指針にして、自分に正直でいたいと思っています。

 

#57 あなたの「夢を10個」教えてください

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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